2012年1月30日月曜日

ホンマでっか!?においで分かる赤ちゃんの病気

以前、テレビで「特別なにおい」がする赤ちゃんの病気が紹介されていたので、
まとめてみました。

①メープルシロップ尿症
名前通り、尿や汗からメープルシロップのような甘いにおいがします。遺伝子の異常によって起こる病気です。出産した病院で新生児マススクリーニング検査というものを行っていれば、それで発見することができます。私が出産した病院では行っていたので、大抵の病院でやっているのではと思います。
②フェニルケトン尿症
尿の中にフェニルアラニン誘導体というものが多く含まれるため、ネズミの尿のようなにおいがします。こちらは、先天的な酵素の異常によるものです。こちらも新生児マススクリーニング検査で発見できます。
③糖尿病
テレビでは、バナナのにおいがすると言われていました。糖尿病=生活習慣病という印象が強いと思いますが、生活習慣病の糖尿病は2型糖尿病と言われるものになります。
1型糖尿病は、小児が発症することが多いため、小児糖尿病とも言われます。自己免疫によって起こるといわれていますが、生まれ付きの病気ではありません。体内のリンパ球(体に有害なウイルスや細菌をやっつける細胞)が、誤って膵臓の中にあるインシュリンを作る細胞を攻撃してしまうために発症します。


食べ物や薬によっても尿のにおいが変わったり、膀胱炎など他の病気でも尿のにおいは変化するので、「何かおかしいな?」と思ったら、とりあえず病院で相談されるのが一番だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿